概況
【豪のソブリン宇宙CRC、軌道上AIを実証】
SmartSat Cooperative Research Centre(SmartSat CRC)はオーストラリア政府支援の産官学研究コンソーシアムで、本部は南オーストラリア州アデレード、2019年にオーストラリアのCooperative Research Centres Programme下で設立され、産業・大学・政府協力を通じてオーストラリアのソブリン宇宙技術能力の構築を目的とする。SmartSat CRCは通信、地球観測、センサ、ロボティクス、防衛、軌道上データ処理にわたる研究ポートフォリオを管理する。2026年5月、アデレード大学とSmartSat CRCの研究チームが、オープンソースのNASA/IBM Prithvi地理空間AI基盤モデルを2つの軌道上プラットフォーム—南オーストラリア州政府のKanyini衛星と国際宇宙ステーション上のThales Alenia Space IMAGIN-eペイロード—にアップロード・実証することに成功した。NASAはこれを軌道上に展開された初の地理空間基盤モデルと位置付けている。研究チームは、Prithviの洪水・雲検出性能を2種の軌道プラットフォームにわたり試験し、プレプリント論文で成果を共有した。