【要点】 米国SpaceX(ロケット打ち上げ)は、2025年11月2日1時09分(東部夏時間)、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地にあるSpace Launch Complex 40 (SLC-40)から、Falcon 9ロケットを用いてライドシェアミッション「Bandwagon-4」を実施しました。 このミッションでは、合計18基のペイロードが中軌道に投入されました。 主要なペイロードの一つは、カリフォルニア州の米国Vast Space(民間宇宙ステーション開発)が開発した民間宇宙ステーション「Haven-1」の試験機「Haven Demo」です。 Haven Demoは、Haven-1の推進システム、フライトコンピューター、航行ソフトウェアなどの重要システムを軌道上でテストするために使用されます。 Vast Spaceは、このHaven-1を2026年第2四半期にも打ち上げ、世界初の単体民間宇宙ステーションとして運用し、最大4名の宇宙飛行士を滞在させることを目指しています。 その他のペイロードには、韓国のAgency for Defense Development (ADD)による偵察衛星「Korea 425」の最終機、ドイツExolaunch社が統合した複数の衛星、トルコのFergani SpaceによるGPS機能衛星、軌道上のAIデータセンターを目指すStarcloud社の試験機などが含まれます。 第一段ブースター(B1091)は、**Landing Zone 2 (LZ-2)**に帰還着陸し、回収に成功しました。

【編集部コメント】 編集部による見解: Bandwagon-4ミッションは、SpaceXが軌道傾斜角の異なる市場を開拓するために展開する中軌道向けライドシェアプログラムの成功を裏付けるものです。 このミッションの成功は、民間宇宙ステーション(Vast Space)や軌道上のAIデータセンター(Starcloud)といった、新たな商業宇宙インフラストラクチャの開発を強力に後押しし、LEO経済の多様化を加速させる極めて重要な一歩と位置付けられます。 特に、韓国やトルコといった防衛・GPS関連の衛星が搭載されたことは、米国の商業打ち上げ能力が、国際的な国家安全保障上の需要も満たしていることを示します。

【出典情報】
参照情報(媒体名): Space.com 発行日: 2025-11-01 リンク: https://www.space.com/space-exploration/launches-spacecraft/spacex-starlink-10-37-b1082-ccsfs-jrti 企業公式リリース: SpaceX: https://www.spacex.com/launches/bandwagon-4

関連記事:

SpaceX Launches Private Space Station Pathfinder ‘Haven Demo,’ 17 Other Satellites to Orbit: https://www.space.com/space-exploration/launches-spacecraft/spacex-launches-private-space-station-pathfinder-haven-demo-17-other-satellites-to-orbit

Space Station, Data Center Tech Launches on Bandwagon-4: https://payloadspace.com/space-station-data-center-tech-launches-on-bandwagon-4/