【要点】 米国Texas Instruments Incorporated(半導体)は、2025年7月30日にインドサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられた米国航空宇宙局(NASA)とインド宇宙研究機関(ISRO)の地球観測衛星「NISAR」プロジェクト向けに、耐放射線性・耐放射線強化型半導体を供給した。 これらの半導体は、宇宙の極端な放射線、温度、機械的衝撃に耐えるよう設計され、電力管理、高速データ送信、高精度シグナリングなどの役割を担う。 TIはNISARプロジェクトの初期段階から10年以上にわたり関与し、部品設計から完成品の供給まで協力してきた。 TIの半導体は、レーダーで検出した領域を可視化するためにアナログ信号をデジタルに変換し、超高速で画像をサンプリングする機能、および高分解能で地表を観測するSバンドSAR機能を実装している。 TIは、マイナス55度から125度の動作温度に対応し、ロケット打ち上げ費用の削減、システム効率の向上、ミッション寿命の延長に貢献している。 TIは昨年、50種類以上の耐放射線性製品をリリースしており、宇宙分野への投資を積極的に行っている。
【編集部コメント】 本件は、宇宙環境における信頼性と耐久性が、ミッションの成否を分ける最重要課題であることを示す事例と位置付けられる。 編集部による見解として、TIのような老舗企業が、長年の実績と幅広い耐放射線製品ポートフォリオを基に、日米印の大型国際共同プロジェクトを支えている事実は重要である。 特に、NISARのような大規模観測衛星では、観測データの超高速処理と、過酷な環境下での長期安定稼働が求められるため、TIが強みとするアナログ、パワーマネジメント、エンベデッドプロセッシングといった基幹技術の重要性が再認識される。
参照情報(媒体名):ChosunBiz(英文記事) 発行日:2025-11-01 リンク:https://biz.chosun.com/en/en-it/2025/11/01/VXUUAOBPINFXBMUACWDVS2RWT4/ 企業公式リリース:確認できませんでした
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