【要点】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2025年10月26日に種子島宇宙センターの吉信射点から無人の次世代補給機HTV-X初号機を打ち上げた。 同機は前身の「こうのとり」(H-II Transfer Vehicle)の後継機であり、飛行とドッキングシーケンスに成功し、国際宇宙ステーション(ISS)との結合を達成し、初の運用ミッションを完了した。 HTV-Xは、ISS National Laboratoryが支援する20以上のペイロードをISSへ輸送し、低地球軌道(LEO)研究へのアクセスを拡大する。 搭載されたペイロードには、外部環境での耐久性を試験するMISSEフライト設備を使用する15以上の実験が含まれ、米国3M(ミネソタ州)の先進的なフィルム技術や、ノートルダム大学(インディアナ州)の軽量高強度ポリマー複合材料などが評価される。 また、日本のスタートアップ企業BULL(栃木)は、ミッション終了後の軌道離脱(PMD)デバイス用材料の試験を実施する。 さらに、米国Space Tango(宇宙研究プラットフォーム)のアップグレードされた自動研究設備Mambo-2も搭載されており、高い電源容量とデータ処理能力で複数の研究を同時に支援する。 【編集部コメント】 HTV-Xは日本のISS補給ミッションを継続する重要なインフラであり、国際的な宇宙ロジスティクスにおける日本の役割を再確立するものといえる。 本件は、宇宙実験の機会を拡大し、特にデブリ対策を含む軌道上サービスの技術実証に貢献する点で、商業宇宙利用の加速という業界の大きな動きの一環と位置付けられる。 参照情報(媒体名):Military & Aerospace Electronics 発行日:2025-10-31 リンク:https://www.militaryaerospace.com/commercial-aerospace/news/55327052/jaxa-launches-next-generation-htv-x-cargo-vehicle-to-the-international-space-station 企業公式リリース:確認できませんでした 関連記事: Yokogawa and Toyota partner on Lunar Cruiser rover development with JAXA:https://www.militaryaerospace.com/commercial-aerospace/article/55322971/yokogawa-and-toyota-partner-on-lunar-cruiser-rover-development-with-jaxa GITAI secures JAXA contract for lunar rover robotic arm study:https://www.militaryaerospace.com/commercial-aerospace/article/55318854/gitai-secures-jaxa-contract-for-lunar-rover-robotic-arm-study