【要点】 ドイツのInfineon Technologies AG(半導体)は、業界初となる集積型ゲート駆動回路を備えた耐放射線(rad-hard)降圧コントローラー「RIC70847」を発表した。 このデバイスは、商業宇宙システムや極限環境におけるPoL(Point-of-Load)電源レール向けに設計されており、分散型衛星電力システムやFPGA・ASICなどのデジタル処理ペイロードに最適である。 RIC70847は、耐放射線性の17.1V降圧コントローラーと5V(出力)ハーフブリッジ・ゲート駆動回路を集積し、4.75V~15Vの入力範囲と0.6V~5.25Vの出力範囲に対応する。 同デバイスは、マイナス55℃から125℃のMIL規格温度範囲を満たし、総電離線量(TID)耐性も最大100 krad (Si)、単一事象効果(SEE)はLET 81.9 MeV?cm?/mgまで特徴付けられるという厳しい要件を満たしている。 高集積化されたこの新製品は、部品点数の削減、設計プロセスの簡素化、システム信頼性の向上に貢献する。

【編集部コメント】 本件は、衛星のオンボードAI処理能力向上に伴い、電力効率と信頼性を両立させる電源管理コンポーネントが、宇宙システムの設計において決定的な役割を果たすという動きの一環と位置付けられる。 編集部による見解として、Infineonが高集積化と業界最高水準の耐放射線性(TID 100 krad)を両立させた「RIC70847」を投入したことは、特に性能とコスト効率が厳しく問われる商用衛星コンステレーションの開発において、電源設計の簡素化とシステムの堅牢性を同時に高める上で大きな優位性となる。

参照情報(媒体名):Electropages 発行日:2025-10-30 リンク:https://www.electropages.com/2025/10/first-radiation-hardened-buck-controller-integrated-gate-drive 企業公式リリース:確認できませんでした

関連記事: Infineon HiRel’s RIC70847 buck controller designed for FPGA and ASIC power rails in space systems:[記事タイトル 1]:[リンク 1](確認できませんでした) Highly integrated power management devices reduce component count and enhance system reliability for space applications:[記事タイトル 2]:[リンク 2](確認できませんでした)