【要点】
米国NASA(航空宇宙局)は、月探査ローバーVIPER(Volatiles Investigating Polar Exploration Rover)の輸送手段を再構築し、米国Blue Origin(宇宙開発)が提供するBlue Moon MK1着陸機で月面へ輸送する計画を発表しました。
VIPERは、当初予定されていたAstroboticのGriffin着陸機による輸送が、費用の大幅増加により2024年に中止されていました。
新たな契約はNASAの商業月面輸送サービス(CLPS)の枠組みを通じて実施され、Blue Originとの契約額は1億9,000万ドルとされています。
輸送ミッションは、Blue Moon MK1の試験飛行が2025年後半に成功した場合に実行される計画です。
VIPERは、月南極の永久影クレーターで水氷を調査し、アルテミス計画で必要となる資源利用に関するデータ取得を目的としています。
ローバーはおよそ100日間で約19キロメートルを走行し、TRIDENTドリルを用いて地下サンプルを採取する設計で、極低温や長時間の暗闇に対応する電力・照明システムを搭載しています。

【編集部コメント】
VIPERミッションが新たな輸送手段で再編されたことは、NASAの月探査で民間企業を活用するCLPSモデルが機能していることを示しています。
水氷探査の成果は、将来の月面基地建設や資源利用に向けた重要な基盤情報となり、アルテミス計画の進展に密接に関連する動きといえます。

参照情報(媒体名):Daily Galaxy

発行日:2025-10-30
リンク:https://dailygalaxy.com/2025/10/nasa-viper-new-moon-mission-ride/

企業公式リリース:確認できませんでした

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NASA Provides Update on VIPER Rover Mobility and Testing:
https://www.nasa.gov/missions/viper/nasa-provides-update-on-viper-rover-mobility-and-testing/

NASA’s VIPER Mission Overview:
https://www.nasa.gov/missions/viper/viper-mission-overview/