【要点】
欧州連合(EU)のアンドリウス・クビリュウス防衛宇宙担当委員は、2025年10月29日に、宇宙空間がすでに軍事的な脅威の対象となっていると指摘し、EUがロシアに対抗できる独自の宇宙防衛能力を確立する必要があると発言しました。
報道によると、ロシアは衛星の光学系を恒久的に失明させる可能性を持つレーザー兵器を開発しているほか、ドイツの衛星がロシアのスパイ衛星に追尾される事案も確認されているとしています。
クビリュウス委員は、今後5年間を宇宙防衛の転換期と位置づけ、EUが2030年までに防衛・監視態勢を整備する必要性を強調しました。
欧州委員会は、防衛準備ロードマップに基づき、来夏に発足予定の「欧州宇宙防衛シールド」の構築を進めており、衛星通信、測位、情報収集を強化する計画です。
【編集部コメント】
この発言は、宇宙空間がもはや「平和利用」のみではなく、防衛の最前線となりつつあることを象徴しています。
特にロシアによる対衛星兵器(ASAT)の開発が現実化する中、EUは独自の宇宙状況認識(SDA)と宇宙防御(Space Defense)能力を早急に確立する必要があります。
欧州が安全保障政策の中核に「宇宙」を据える動きは、今後の国際的な軍拡競争の新たな局面を示すものです。
【出典情報】
参照情報(媒体名):RBC-Ukraine
発行日:2025-10-29
リンク:https://newsukraine.rbc.ua/news/war-is-moving-to-space-russia-developing-1761749985.html
公式リリース:報道によると、アンドリウス・クビリュウスEU防衛宇宙担当委員の公開発言より。
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