ispaceがOrbitAID Aerospaceと月着陸船への推進剤補給インターフェイス搭載に向け覚書を締結

【日付】2025-10-27
【分類】デブリ / 軌道上サービス / Venture / Start-up / 装備 / Vehicle / 燃料 / 電力
【国・地域】日本 / インド

【タイトル】日本のispaceとインドのOrbitAID Aerospaceが月着陸船への推進剤補給インターフェイス搭載に向け覚書を締結

【要点】
日本のispace(月探査)は、インドの宇宙開発スタートアップであるOrbitAID Aerospaceと、2025年10月23日に提携に関する覚書(MOU)を締結したと発表しました。
この覚書に基づき、ispaceは将来的に開発する月着陸船に、OrbitAID Aerospaceが開発した推進剤補給インターフェイス「SIDRP(Standard Interface for Docking and Refueling Payload/Port)」の統合を検討しています。
両社は、月ミッションにおけるドッキング手順の円滑化と、軌道上での推進剤補給運用の実現を目指します。
OrbitAID Aerospaceは、スペースデブリ削減や衛星の寿命延長を目的とした軌道上推進剤補給技術を開発する企業です。
同社のSIDRPは、2024年12月および2025年6月に実施された無重力フライト試験において技術実証を完了しています。
軌道上推進剤補給の分野では、米国企業による「外付け推進モジュール(MEVなど)」の実運用が静止軌道で進んでおり、各国で関連技術の実用化が拡大しています。

【編集部コメント】
この提携は、月軌道以遠の「シスルナ」空間における軌道上サービス分野で、日本とインドの民間企業が連携を強化する動きの一環と位置付けられます。
月面経済圏の構築においては、推進剤補給や修理などの軌道上サービスが不可欠なインフラとなる見込みであり、国際的な協業を通じた技術標準化の進展が鍵を握ります。
米国ではNorthrop GrummanのMEVが静止衛星延命に成功しており、Astroscale U.S.も2026年のGEO補給実証を計画しています。
こうした動向は、月軌道サービスへの技術的・制度的な橋渡しとなる可能性があります。

【参照情報】
媒体名:sorae
発行日:2025-10-27
リンク:https://sorae.info/space/20251027-ispace-orbitaid.html

企業公式リリース:ispace(株式会社ispace)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000140640.html

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