【要点】 米国ロサンゼルスを拠点とするスタートアップ、Apex(衛星製造)は、2026年6月にも「Project Shadow」と呼ばれる軌道上ミサイル迎撃機(SBI)のデモンストレーションを実施すると発表しました。 同社は、国防総省が提案する「ゴールデン・ドーム(Golden Dome)」ミサイル防衛計画への貢献を目指しています。 Apexは、迎撃機のホストプラットフォームとして、同社の商用衛星バス「Nova」の1機を打ち上げます。 このホストプラットフォームは「Orbital Magazine」と呼ばれ、複数の迎撃機プロトタイプを搭載し、軌道上で環境制御や射撃管制コマンドの発行といったコア能力を実証します。 CEOのイアン・シナモンは、今回のデモンストレーションは迎撃機自体ではなく、迎撃機を支援する基盤技術とホストプラットフォームの能力を証明することに焦点を当てていると述べました。 Apexは、最大で1万1,000ポンドのペイロードを運搬できる能力を目標としており、将来的に数千基のSBIを軌道上に配備可能なシステムを目指しています。
【編集部コメント】 編集部による見解: Apexの計画は、米国が宇宙空間を防御的な戦闘領域として重視し、民間スタートアップの技術を軍事利用する「プロリフェレイテッド・アーキテクチャ(分散型衛星網)」戦略が加速していることを示します。 これは、従来の巨大で高価な軍事衛星から、迅速に大量生産・配備可能な商用衛星バスへの移行であり、防衛・安全保障分野における市場の大きな転換点です。 Apexが迎撃機を収容・運用する「Orbital Magazine」の技術実証に成功すれば、弾道ミサイルや極超音速ミサイルの脅威に対抗するための「宇宙発射型迎撃能力」の実現に向け、米国が具体的な一歩を踏み出したと位置付けられます。
【出典情報】
参照情報(媒体名): Futurism 発行日: 2025-10-26 リンク: https://futurism.com/robots-and-machines/startup-launching-weapon-orbit 企業公式リリース: 確認できませんでした
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