【日付】 2025-10-26 【分類】 軌道上サービス・デブリ除去, ロケット・輸送システム, 金融・スタートアップ・市場分析 【国・地域】 スペイン, 欧州
【タイトル】 スペインのOrbital Paradigmは低コストで頻繁な軌道帰還サービス市場への参入を目指す (40文字)
【要点】 スペイン・マドリードを拠点とするスタートアップ、Orbital Paradigm(宇宙機開発)は、低地球軌道(LEO)からの頻繁で安価な帰還輸送を実現し、宇宙ロジスティクスのボトルネック解消を目指しています。 同社は、従来の大型カプセルと異なり、小型で再利用可能なカプセルを開発し、微小重力実験や軌道上製造の顧客向けに迅速なペイロード回収を提供します。 同社の旗艦機はペイロード最大120kgを搭載可能な「Kestrel」で、2030年代までに月次飛行を目指しています。 2025年末に予定されている最初のサブスケール実証機「KID」は、推進システムを持たず、100万ユーロ未満で製造されましたが、既に3社の顧客(フランスのALATYR、ドイツのLeibniz University Hannoverなど)との契約を確保しています。 同社は、独自のセラミック製耐熱シールドと極超音速誘導技術を採用し、低G負荷かつ高精度での欧州本土への着陸回収を計画しています。 Orbital Paradigmは、これまでに150万ユーロ以上のプレシード資金を調達しており、欧州における民間軌道帰還ロジスティクス分野のリーダーシップ確立を目指します。
【編集部コメント】 編集部による見解: 軌道上での製造やバイオテクノロジー実験が増加する中で、頻繁で安価な帰還手段の確保は、LEO経済の成長に不可欠な「欠落した環」であり、Orbital Paradigmはまさにこの戦略的ギャップを狙っています。 SpaceX(ロケット打ち上げ)のDragonのような大型カプセルと競争するのではなく、小型ペイロードのニッチな需要に特化し、初飛行から顧客を獲得している点は、ビジネスモデルの妥当性を示します。 欧州が米国勢に遅れをとっている軌道帰還技術において、CNES(フランス宇宙機関)が同社をアンカーカスタマーとして支援していることは、欧州の宇宙主権と軌道上産業を民間主導で確立しようとする強い意志と位置付けられます。
【出典情報】
参照情報(媒体名):FindArticles (引用元: 報道記事) 発行日:2025-10-26 リンク:https://www.findarticles.com/madrid-startup-orbital-paradigm-targets-cheaper-reentry/ 企業公式リリース:Orbital Paradigm: https://orbitalparadigm.space/orbital-paradigm-the-spanish-startup-committed-to-closing-the-logistics-cycle-in-low-orbit/
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