【要約】
QPS研究所が開発した小型合成開口レーダー(SAR)衛星「QPS-SAR14号機 ‘ヤチホコ-Ⅰ’」が、2025年11月6日 4時51分(日本時間)に米国の打上げ事業者 Rocket Lab のロケットで打ち上げられ、打ち上げから約35分後に地上との初交信に成功しました。記事によれば、衛星は打上げ当日の午前中に収納型のパラボラアンテナを正常に展開し、現在は校正作業を経て初期地球観測データの取得準備を進めているとのことです。 出典:QPS研究所の英文ニュースページにて確認。
iQPS Inc.
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【編集部コメント】
この発表は、同社が目指す「36機による小型 SAR 衛星コンステレーション」構築に向けた大きな前進と見られます。アンテナ展開成功という初期運用フェーズの節目を迎えたことで、衛星データ取得・サービス提供への実務フェーズが次の段階に移る準備が整ったと言えるでしょう。
また、日本国内においても、夜間・悪天候・海洋・島嶼部といった観測困難領域での SAR 衛星活用が課題となっています。QPS研究所の動きは、国内衛星観測インフラ強化や地域ベースの宇宙ベンチャー育成という観点でも参考となります。 ただし、衛星群による安定運用・データの地上解析体制・商用サービス化といった実用化フェーズには多くのハードルが残されており、初期運用成功後の“継続運用フェーズ”が試されることになります。

【出典情報】
参照情報(媒体名):QPS研究所 公式ニュース ? “Successful Antenna Deployment of QPS-SAR-14 ‘ヤチホコ-Ⅰ’ Confirmed”
リンク:https://i-qps.net/en/news/3247/

公式リリース:QPS研究所 ? “QPS-SAR14号機 ‘ヤチホコ-Ⅰ’ のアンテナ展開成功のお知らせ”
リンク:https://i-qps.net/news/3245/