【要約】
インド宇宙研究機関(ISRO)は、2025年11月2日にアンドラ・プラデシュ州シュリハリコタのサティシュ・ダワン宇宙センターから、LVM3-M5ロケットを使用して通信衛星CMS-03を打ち上げ、対地同期トランスファ軌道(GTO)への投入に成功しました。LVM3は全長43.5メートル、リフトオフ質量約642トンで、今回が5回目の実用飛行となります。CMS-03は質量4410kgの衛星で、インド国内から打ち上げられた通信衛星としては最重量とされています。報道によると、同衛星は軍事通信衛星GSAT-7Rとしても言及されており、インド軍の通信ネットワーク強化に利用されるとされています。衛星は打ち上げ約16分後に分離し、所定軌道へ投入されました。
【編集部コメント】
CMS-03の軌道投入成功は、インドの衛星通信網拡充と防衛通信体制強化の動きの一環と位置付けられます。国内最重量級となる衛星をLVM3でGTOへ運んだ点は、同機体の信頼性向上を示すものであり、将来的な重量級衛星計画や有人宇宙飛行計画「ガガンヤーン」に向けた技術的基盤強化にも寄与します。インドの宇宙輸送能力と通信インフラ発展を裏付ける成果といえます。
【出典情報】
参照情報(媒体名):
Times of India(2025/11/02)
The Hindu(2025/10/27)
GKToday(2025/10/27)
公式リリース:
ISRO(2025/10/26): https://www.isro.gov.in/LVM3_M5_CMS_03_MISSION.html
関連記事:
ISRO set to launch its heaviest-ever communication satellite, CMS-03, on November 2:https://m.economictimes.com/news/science/isro-set-to-launch-its-heaviest-ever-communication-satellite-cms-03-on-november-2/articleshow/124941779.cms
Satellite for armed forces to be launched next week – The Hindu:https://www.thehindu.com/sci-tech/science/isro-to-launch-military-communications-satellite-cms-03-on-november-2/article70205060.ece