【要約】
中国科学院傘下の民間宇宙企業CASスペース(中科宇航)は、開発中の再利用可能な宇宙旅行船を用いた準軌道宇宙旅行サービスを2028年に開始する計画を明らかにしました。報道によると、同社は宇宙旅行船の初飛行を2027年に予定しており、単段式ロケットと乗客カプセルを組み合わせた構成で乗客7名が搭乗します。飛行では高度約100キロメートルまで上昇し、約3分間の無重力状態を体験できます。旅行価格は1人あたり約42万ドル(人民元200万元)とされ、比較的低価格帯での提供を目指すと伝えられています。同社は将来的に10台の旅行船を運用し、100時間ごとに打ち上げを行う計画を示しています。

【編集部コメント】
CASスペースによる準軌道旅行計画は、中国が推進する商業宇宙分野拡大の動きの一環と位置付けられます。同社は宇宙旅行市場への参入を通じて、米国Blue Origin(宇宙旅行)や米国SpaceX(ロケット打ち上げ)など海外企業が展開する市場へ競争を加える構図となります。中国国内の潜在需要に加え、価格設定が報道どおり実現すれば、同国の宇宙旅行市場の裾野拡大に寄与する可能性があります。今後は試験飛行の進捗と運用体制の整備が注目されます。

【出典情報】

参照情報(媒体名):
Macau News(2025/11/14)
AFPBB News(2024/05/22)
CRI 中国国際放送(2024/05/22)

リンク:
https://macaonews.org/news/greater-bay-area/china-space-tourism/

公式リリース:
報道によると CAS Space(中科宇航)の発表より

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