【要約】
欧州宇宙機関(ESA)は、軍用級偵察衛星ネットワーク「European Resilience from Space(ERS)」の一環として、10億ユーロの予算要求を行う見通しである。
このネットワークは、光学高解像度偵察衛星を30分以内の再訪問で地球観測し、地上データに迅速に変換する能力を目指している。
要求予算はESAの次期3年予算枠(22 億ユーロ)内で位置付けられ、2025年11月26?27日のESA閣僚理事会で加盟国の承認が目指されている。
従来、ESAは「非防衛的」目的を原則としていたが、今回の動きは「防衛・安全保障用途」も含めた宇宙インフラ構築への明確な転換を示している。

【編集部コメント】
欧州によるこの防衛用途衛星ネットワーク構想は、米中を始めとする宇宙における安全保障競争の中で、欧州が「戦略的自律性」を強化しようとする動きの核心と位置付けられる。
特に、偵察・PNT・通信を統合する宇宙インフラが国家防衛インフラの一部となるというトレンドが明らかになりつつある。
今後、加盟国の予算確保、産業体制の整備、衛星打ち上げ・運用能力の実装フェーズ移行が焦点となる。

【出典情報】
参照情報(媒体名):Global Security Review
発行日:2025/11/??(※掲載日「5 日前」と記載されており暫定)
リンク:https://globalsecurityreview.com/european-space-agency-goes-boldly/

公式リリース:
なし/報道ベース

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Europe turns to space to boost resilience ? ESA, 2025/10/28
https://www.esa.int/About_Us/Corporate_news/Europe_turns_to_space_to_boost_resilience