【要約】
韓国防衛省は、米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から、同国の5番目となる軍事偵察衛星を打上げ、予定軌道への投入に成功したと発表した。今回の衛星は高解像度の合成開口レーダーを搭載し、天候や昼夜に左右されずに地上の監視が可能で、韓国が推進する「425プロジェクト」における衛星配備計画の最終機にあたる。同省によれば、5基体制の本格運用開始により、朝鮮半島全域をおよそ2時間間隔で継続監視する能力を獲得し、ミサイル発射兆候の把握や主要施設の動向把握など、戦略的早期警戒体制が強化されるという。また、これらの衛星は米国の打上げサービスを利用して配備されているが、韓国は将来的な自国打上げ能力向上も視野に入れており、偵察衛星の小型化や追加配備に関する検討も進められている。

【編集部コメント】
本件は、韓国が宇宙領域で独自の情報収集能力を確立する流れの一環として位置付けられる。従来依存してきた他国由来の監視情報を補完し、自前で継続監視網を構築することで、抑止力と作戦判断の即応性が高まる点が重要である。今後は衛星群の運用最適化や自国ロケットによる打上げ体制の整備が焦点となり、宇宙安全保障政策がより一層加速するとみられる。

【出典情報】
参照情報(媒体名):The Korea Herald
リンク:https://www.koreaherald.com/article/10606890

公式リリース:大韓民国防衛省(2025/11/2)
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