【要約】
イタリア宇宙機関(ASI)のテオドロ・ヴァレンテ長官は、インドとの宇宙協力に関する2030年の姿について見解を示しました。
両国は2023年に戦略的パートナーシップを構築し、共同戦略行動計画2025?2029の下で、地球観測や太陽物理学、探査、産業協力、教育、スタートアップ支援などの分野で連携を深めています。
ヴァレンテ長官は、成功の尺度は単発の共同ミッションではなく、宇宙機関、産業界、大学・研究機関、新興企業が継続的に連携する仕組みをどこまで構築できるかだと説明しました。
特に、イタリアのPRISMAデータを活用した地球観測の共同プロジェクトや、インドのG20環境観測衛星構想への貢献、スタートアップ間の協業による輸出可能なサービス創出などが、2030ビジョンを具体化する要素として言及されています。
このビジョンは、両国が宇宙技術を通じて気候レジリエンスや災害管理に貢献しつつ、商業的価値と国際競争力を高めることを目指すものです。

【編集部コメント】
本件は、従来の国家宇宙機関中心の協力から、産業界と新興企業、学術コミュニティを含む広いエコシステムへと軸足を移す動きの一環と位置付けられます。
イタリアとインドが2030年に向けて成果を上げるには、地球観測データや探査ミッションを、気候サービスや産業向けソリューションなど具体的な事業に結び付ける仕組みづくりが重要になります。
この協力は、欧州とアジアの宇宙セクターの間で、スタートアップと大企業が連携する新たな国際モデルとなる可能性があり、今後のニュー・スペース経済の展開を考える上でも注目されます。

【出典情報】
参照情報(媒体名):ET Auto
発行日:2025/11/13
リンク:https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/auto-technology/transforming-italy-india-space-cooperation-asi-president-outlines-2030-vision/125294874

公式リリース:
公式リリースなし(報道によるイタリア宇宙機関(ASI)ヴァレンテ長官の発言に基づく)

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India, Italy discuss expanding bilateral ties in space sector:https://www.newsonair.gov.in/india-italy-discuss-expanding-bilateral-ties-in-space-sector/