【要約】
イラン宇宙機関(Iranian Space Agency=ISA)のハッサン・サラリーエ長官は、今冬に国産リモートセンシング衛星3機を外国の打ち上げ機で同時に投入する計画を明らかにしました。
打ち上げ対象はZafar、Paya、Kosarの2号機で、いずれも地球観測と各種サービスミッションを担います。
Kosarはイランの民間知識ベース企業が開発した約50キログラム級の衛星で、高度約500キロメートルの太陽同期軌道から約4メートルの解像度で観測を行い、スマート農業や都市マッピングなどへの活用が見込まれています。
Payaは環境監視や資源管理向けに設計され、約10メートルのカラー画像と最大約5メートルの白黒画像を取得できます。
Zafarはイラン科学技術大学が開発したリモートセンシング衛星で、地表を約16?26メートルの解像度で撮像し、資源管理や環境保全、土地利用計画に役立つデータを提供することを目的としています。
サラリーエ長官は、これら3機の同時打ち上げにより、国土資源管理や環境モニタリング、宇宙経済の発展に必要な高精度データの供給能力が強化されると述べています。
【編集部コメント】
本件は、イランが国産衛星のシリーズ化と応用データ利用の高度化を同時に進める動きの一環と位置付けられます。
KosarやPaya、Zafarのようなリモートセンシング衛星を複数同時に打ち上げる計画は、画像取得の頻度と対象領域を拡大し、農業・環境・都市計画など複数分野への応用を前提とした宇宙インフラ整備を加速させる取り組みといえます。
また、外国ロケットの活用は、国内の発射能力整備と並行して軌道投入スケジュールを確保するための手段であり、限られた打ち上げ機会を補完する実務的な選択肢として注目されます。
【出典情報】
参照情報(媒体名):Iran Front Page(IFP News)
発行日:2025/11/11
リンク:https://ifpnews.com/official-says-iran-to-launch-3-remote-sensing-satellites-soon/
公式リリース:
公式リリースなし(報道によるイラン宇宙機関ハッサン・サラリーエ長官の発言に基づく)
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Iran to launch 3 homegrown satellites in early winter, ISA head announces(PressTV):https://www.presstv.ir/Detail/2025/11/10/758564/Iran-satellites-Zafar-Paya-Kowsar