【要約】 中国のテックメディア36Krなどは11月11日、中国が再使用ロケットの実用化に向けたインフラ整備と機体開発を加速させていると報じた。 海南商業宇宙発射場では2025年10月に、再使用ロケット向けの海上回収システムの建設が正式に開始され、2026年末の引き渡しが予定されている。 このシステムは動力定点保持(DP)や無人遠隔操作機能を備え、高頻度の着陸運用を支える公共プラットフォームとなる。 並行して、民間宇宙企業の藍箭航天(LandSpace)は、開発中の大型再使用ロケット「朱雀3号(Zhuque-3)」が10月に燃料充填リハーサルと第一段階の試験を完了し、2025年内に初飛行を行う計画であることを明らかにした。 記事は、現在この分野で実質的な競争力を持つのは米国と中国のみであると分析している。
【編集部コメント】
本件は、中国がSpaceXの「Falcon 9」モデル(海上回収・高頻度再使用)を国家レベルで模倣・追随する体制を整えつつあることを示している。 ロケット単体の開発だけでなく、海南島での専用射場や回収船といった「運用インフラ」への投資が同時進行している点は、商業化への本気度を裏付けている。 朱雀3号が年内に軌道投入と回収(またはその実証)に成功すれば、米中間の技術格差は「概念」から「運用効率」のフェーズへと移行し、LEO(低軌道)輸送市場における競争は新たな局面に入るだろう。
【出典情報】
参照情報(媒体名):36Kr 発行日:2025/11/11 リンク:https://eu.36kr.com/de/p/3549666301063042
公式リリース: 報道によるとLandSpace(藍箭航天)が発表
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