【要約】
Global Timesは11月10日、中国の民間宇宙企業LandSpace(藍箭航天)が、開発中の再使用型ロケット「朱雀3号(Zhuque-3)」の初飛行を2025年内に行う計画を明らかにしたと報じた。
同社によれば、10月に燃料充填リハーサルと静的燃焼試験を実施しており、初飛行に向けた重要な準備段階に達したとしている。
朱雀3号は、大規模衛星コンステレーション向けの低コスト・大容量ロケットとして設計され、主構造材にはステンレス鋼を採用する。
全長66.1メートル、離陸重量約570トン、推力750トン超の仕様を持ち、第1段の垂直着陸による再使用を目指している。
中国では再使用ロケットの軌道打ち上げと回収を完了した例がまだなく、朱雀3号が初の実用級機体となる可能性がある。

【編集部コメント】
本件は、中国における再使用ロケット開発が実証段階から運用準備段階へ進みつつあることを示している。
朱雀3号は、ステンレス鋼構造やメタン燃料の採用など、国際的な再使用ロケットで用いられる技術と共通する設計思想を持ち、量産性と運用効率を重視した開発方針が特徴となっている。
記事では、天兵科技(Space Pioneer)の「天龍3号」など他社ロケットも年内飛行を計画しているとされ、中国の民間宇宙企業による打ち上げ能力の拡大が2025年末にかけて加速している状況が読み取れる。

【出典情報】
参照情報(媒体名):Global Times
発行日:2025/11/10
リンク: https://www.globaltimes.cn/page/202511/1347871.shtml

公式リリース:
LandSpace公式発表(報道による引用)

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リンク: https://news.cgtn.com/news/2025-10-21/China-s-Zhuque-3-reusable-rocket-completes-tests-before-maiden-flight-1HEbjd5jtlu/p.html