【要約】
欧州の宇宙企業エアバスとタレス・アレーニア・スペースは、NASAのアルテミスIVミッションで使用されるオリオン宇宙船向け「欧州サービスモジュール(ESM-4)」の統合作業が完了したと発表した。
ESM-4はドイツ・ブレーメンのエアバス施設で最終統合作業と機能チェックを終え、近日中に米国フロリダ州のケネディ宇宙センターへ輸送される予定である。
ESMは宇宙船の推進、電力供給、熱制御、水・酸素供給を担う中核コンポーネントであり、タレス・アレーニア・スペースが構造や熱制御などの主要サブシステムを提供し、エアバスが主契約者として全体の組立を行った。
アルテミスIVでは、月周回拠点「ゲートウェイ」への居住モジュール(I-HAB)の輸送が予定されており、ESM-4の完成は同ミッションの進行に向けた重要な節目となる。
【編集部コメント】
本件は、国際月探査計画における欧州産業界の貢献が着実に進展していることを示す動きの一環と位置付けられる。
アルテミスIVは複雑なミッション構成を持つため、サービスモジュールが計画通りに完成した意義は大きく、ゲートウェイの建設と長期的な月探査計画のスケジュール維持に寄与するとみられる。
欧州企業が主要サブシステムから全体組立まで担う体制は、国際的な宇宙探査協力における存在感をさらに高める要因となっている。
【出典情報】
公式リリース
Airbus:
https://www.airbus.com/en/newsroom/press-releases/2025-11-airbus-ships-fourth-european-service-module-for-artemis-iv
Thales Alenia Space:
https://www.thalesaleniaspace.com/en/news/new-major-achievement-paving-way-manned-lunar-exploration
参照情報(報道)
SpaceDaily (Moon Daily):
https://www.spacedaily.com/reports/Aerospace_modules_completed_for_Artemis_lunar_crew_mission_999.html