【要約】
米シアトルを拠点とするスタートアップStarcloud(旧Lumen Orbit)は、宇宙空間にAIデータセンターを構築する構想の一環として、NVIDIAの技術支援を受けながら開発を進めていると報道された。
同社は2025年11月に、NVIDIA製H100 GPUを搭載した実証衛星「Starcloud-1」を打ち上げ、軌道上での稼働テストを行う計画を示している。
宇宙空間では、連続的な太陽光電力の確保や低温環境を利用した高効率冷却が期待され、地上データセンターで課題となる電力需要や環境負荷の軽減に寄与できるとされる。
同社はY Combinatorの支援を受けつつ、将来はモジュール式の大規模データセンター群を軌道上に展開し、他衛星のデータ処理やAIモデルの運用業務を受託する構想を持っているという。
【編集部コメント】
本件は、急増するAI計算需要に対し、地上の電力制約を超える選択肢として宇宙空間を利用する取り組みの一環と位置付けられる。
StarcloudはデータセンターグレードGPUであるH100を実証衛星に搭載する点で先行事例となり、宇宙エッジコンピューティングの具体的な可能性を示す試みといえる。
NVIDIAによる技術支援やスタートアップ支援プログラムを活用することで、宇宙環境でのAI処理の実用化に向けた検証が加速するとみられる。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
Dataconomy:
https://dataconomy.com/2025/11/10/a-startup-backed-by-nvidia-wants-to-build-ai-data-centers-in-space/
GeekWire:
https://www.geekwire.com/2025/lumen-orbit-starcloud-10m-space-data-centers/