【要約】
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、トゥールーズで開かれたフランス宇宙軍団(CDE)新本部の開所式において、新たな宇宙防衛戦略の進展を示したと報道された。
大統領は、自国衛星を敵対的活動から守る能動的防衛の一環として、地上から運用するレーザーおよびジャミング能力の整備を進めていると述べたとされる。
これらの能力は、2027年以降に配備が計画される監視・巡回衛星群(TOUTATIS関連プログラムなど)と連携して運用され、敵衛星の光学センサーを一時的に眩惑させたり、通信を妨害したりすることで機能を抑制することを狙う。
今回の発表は、既存の宇宙監視システムに加えて、対宇宙領域の行動能力を段階的に拡張する取り組みを示すものと位置付けられている。
【編集部コメント】
本件は、宇宙空間を安全保障上の戦略分野として扱うフランスの新たな宇宙政策の具体化の一環と位置付けられる。
レーザーや電波妨害などの非破壊的手段に重点を置く構成は、スペースデブリを発生させることなく対抗手段を確保するという欧州の方向性を反映している。
周辺国の宇宙活動が複雑化しつつある中、フランスは独自の監視・抑止能力を強化することで、宇宙領域での自律性と持続可能性を高めようとしている。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
Aviation Week:
https://aviationweek.com/space/satellites/france-unveils-ground-based-space-defense-weapons
Breaking Defense:
https://breakingdefense.com/2025/11/france-announces-almost-5b-in-new-military-space-funding/