【要約】
イラン宇宙局(ISA)のハッサン・サラリエ長官は2025年11月18日、国産リモートセンシング衛星3基を同時に打ち上げる準備が整ったと述べた。報道によると、対象となる衛星はZafar-2、Paya(またはPayam)、およびKowsarの2号機であり、農業、天然資源調査、環境モニタリング、水資源管理などで活用される計画である。長官は国内イベントでの発言として、これらの衛星が国内の大学や研究機関の協力により開発され、観測能力の向上が図られている点を説明した。また、南東部のチャバハル宇宙センターについて、報道によると今年中に初の試験打ち上げを実施する計画があるとされている。

【編集部コメント】
本件は、イランが国産衛星の運用範囲を拡大し、独自開発能力を強化する取り組みの一環と位置付けられる。複数衛星を同時に軌道へ投入する手法は、ロケット運用技術の高度化を示すものであり、安全保障分野における情報取得能力の向上にもつながる。西側諸国が指摘するデュアルユース技術への懸念は引き続き存在するが、国内産業・大学の協力により衛星開発体制が多層化している点は注目される。今後は、チャバハル宇宙センターの実運用が本格化するかどうかが、イランの宇宙インフラ整備の進展を左右する要素となる。

【出典情報】
参照情報(媒体名):Taghrib News Agency
発行日:2025/11/18
リンク:Iran ready for simultaneous launch of 3 remote-sensing satellites: Space chief
https://www.taghribnews.com/en/news/699126/iran-ready-for-simultaneous-launch-of-3-remote-sensing-satellites-space-chief

公式リリース:
公式リリースなし(報道によるイラン宇宙局の発表より)

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Iran plans first launch from Chabahar space center as three satellites near liftoff(Iran International)
https://www.iranintl.com/en/202511188585