【要約】
ドイツ政府は2025年11月19日、同国初の宇宙安全保障戦略を閣議で決定した。
戦略は、衛星や宇宙利用サービスが社会・経済・安全保障の基盤であるとの前提に立ち、宇宙環境のリスク増大への対応を目的に掲げる。
政府は、妨害行為やサイバー脅威などに備え、宇宙状況把握の強化やシステムの強靭化、国家としての対応能力の向上を進める方針を示した。
同時に、国際法とルールに基づく宇宙利用を支持するとしつつ、抑止に資する宇宙インフラの整備にも言及した。
報道によると、ドイツ国防省は今後数年間に宇宙関連に大規模投資を行い、軍が戦略の中核的な役割を担うという。
【編集部コメント】
本件は、宇宙利用を「安全保障上の基盤」として制度化し、リスク対応を平時から準備する政策の一環と位置付けられる。
宇宙状況把握とシステム強靭化を軸にしつつ、抑止を支えるインフラ整備まで整理した点が特徴である。
欧州各国で衛星妨害やサイバーを含む非破壊型リスクへの関心が高まる中、国家戦略として対応枠組みを明示した事例として注目される。
【出典情報】
公式リリース
[Bundesregierung stellt Weltraumsicherheitsstrategie vor]: https://www.bmvg.de/de/presse/bundesregierung-stellt-weltraumsicherheitsstrategie-vor-6042592

参照情報(報道)
Reuters: https://www.reuters.com/business/aerospace-defense/germany-vows-protect-its-interests-growing-global-space-race-2025-11-19/

Breaking Defense: https://breakingdefense.com/2025/11/germanys-first-space-security-strategy-aims-at-independent-defensive-offensive-capabilities/