【要約】
スウェーデンの防衛関連企業 Saab は、宇宙技術企業 Pythom Space に対し、2025年11月に1000万ドルの戦略的出資を行った。Pythom はスウェーデンと米国の両拠点で、小型かつ迅速に展開できるロケットの開発に取り組んでおり、その設計とロケット部品には付加製造技術(3Dプリンティング)を活用するという。今回の出資は、Saab にとって宇宙分野で柔軟かつ弾力的な打ち上げ能力を整備するための一手とされる。Pythom の開発するロケットは、必要最小限のインフラでロケット打ち上げを可能にすることを目指しており、これにより宇宙アクセスのコスト削減と迅速化が図られる見込みだ。
【編集部コメント】
この出資は、近年注目される「デザインの軽量化」「付加製造の活用」「迅速展開可能なロケット」による新しい宇宙アクセス手段への関心が、防衛企業にも広がっていることを示す動きといえる。特に、小型で柔軟な打ち上げ能力は、宇宙インフラの分散化や衛星配置の迅速化を可能とし、軍事用途や緊急時の展開といったニーズに応えうる。今後は、こうした新興企業と伝統的防衛企業との連携が、宇宙分野でのイノベーション加速にどのようにつながるか注目される。
【出典情報】
公式リリース
Saab invests in space technology company Pythom: https://www.saab.com/newsroom/press-releases/2025/saab-invests-in-space-technology-company-pythom
参照情報(報道)
TCT Magazine: Saab invests $10m in Pythom Space to support development of rapidly deployable rockets
The Defense Post: Saab Invests $10M in Space Tech Company Pythom