【要約】
米国の南カリフォルニア大学 (USC) において、宇宙探査ロボットの研究拠点である LASER (Laboratory for Autonomous Systems in Exploration and Robotics) が、極めて情報の限られた月面や微小重力環境などにおいて、自律航法や意思決定可能なシステムの開発を強化している。
同ラボでは、既存ロボットプラットフォームを活用しつつ、未踏査領域での移動や作業の自動化、将来的には軌道上での機器組立や大型構造の構築にも対応できる技術を目指している。
また、軌道上組み立て/製造 (on-orbit manufacture and assembly) を視野に入れた構想「Optical-Reef」によって、大型望遠鏡など将来宇宙インフラ整備の選択肢拡大も検討されている。
【編集部コメント】
LASER の取り組みは、地球依存だけでなく未知の天体表面や軌道上での作業を視野に入れた「自律性および柔軟性の高い宇宙ロボット」の研究が、アカデミアから本格化しつつあることを示す。特に、オンオービット製造/組立の構想を含む点は、将来の宇宙施設構築や深宇宙探査基地整備などに不可欠な技術基盤の整備と捉えられる。宇宙探査の拡大とともに、自律ロボットと組立技術の融合は、宇宙インフラの運用性と持続性を大きく前進させる可能性がある。
【出典情報】
公式リリース
USC Department of Astronautical Engineering: Space Robotics at the Edge of the Unknown ? https://viterbischool.usc.edu/news/2025/10/space-robotics-at-the-edge-of-the-unknown/
参照情報(報道)
Tech Briefs: Space Robotics at the Edge of the Unknown ? https://www.techbriefs.com/component/content/article/54250-space-robotics-at-the-edge-of-the-unknown