【要約】
イタリア・オランダ拠点の宇宙機器メーカー Revolv Space は2025年11月19日、300?1000 kg級衛星および大型コンステレーション向けの新型ソーラーアレイ駆動装置 (SADA)「MARA」を発表した。
MARA は最大約5.2 kWの電力処理能力に対応し、駆動機構、電力伝送機構 (twist capsule)、冗長化ドライブ回路をひとつに統合した設計で構成されている。全高が 100 mm 未満のコンパクトな構造を特徴とし、従来の固定ソーラーパネルと高価なカスタム SADA の中間にあたる汎用性とコスト効率を両立する製品として位置づけられている。
発表時点で、同社は既に最初の顧客と10台の販売契約を結んだと明かしており、中型衛星向けの電力需要増加に応える新たなソリューションとして市場投入に踏み切る。

【編集部コメント】
小型衛星向け SADA で実績を持つ Revolv Space が中型機向けに拡張した点は、衛星ミッションの多様化と高出力化の流れを如実に反映している。標準化された SADA を提供することで、衛星設計者は「オーダーメイド or 固定パネル」の二者択一から解放され、コストとスケジュール両面での柔軟性が高まる可能性がある。今後、複数衛星によるコンステレーションや電力消費の激しい搭載機器が増えるなか、こうした汎用 SADA の普及が設計の効率化と市場競争促進につながるだろう。

【出典情報】
公式リリース
Revolv Space Launches MARA, its Next-Generation Solar Array Drive Assembly (SADA) for Constellations ? https://www.revolvspace.com/news

参照情報(報道)
SpaceNews: Italian-Dutch space company Revolv Space launches new, larger solar array drive assembly ? https://spacenews.com/italian-dutch-space-company-revolv-space-launches-new-larger-solar-array-drive-assembly/

SatNow: Revolv Space Unveils MARA the Advanced Solar Array Drive Assembly for Medium Satellite Platforms ? https://www.satnow.com/news/details/4251-revolv-space-unveils-mara-the-advanced-solar-array-drive-assembly-for-medium-satellite-platforms