【要約】
フィリピン宇宙庁(PhilSA)は2025年11月17日、欧州連合(EU)、欧州宇宙機関(ESA)、タイのGISTDA、インドネシアのBRINと協力し、地球観測データ活用を強化する地域プログラム「SCOPE DIGITAL」を発足させた。本取り組みはEUのグローバル・ゲートウェイ戦略の一環として、コペルニクス衛星データを災害対策や天然資源管理に活用する仕組みを整備するものである。2024年に東南アジア初のコペルニクス地域データセンターを開設したフィリピンが主導し、タイおよびインドネシアでの実証プロジェクトやデジタル基盤強化を支援する。正式な立ち上げは、同日フィリピンのセブで開催されたAPRSAF-31 において行われた。
【編集部コメント】
コペルニクス衛星データの地域展開を、受益国側が主体となって進める点が特徴的である。災害頻発地域である ASEAN において、地球観測データの即時利用体制が整うことは、防災力の向上や資源管理の高度化につながる重要な基盤整備といえる。EU・ESA と東南アジア各国の連携により、衛星データ活用の裾野が広がることが期待される。
【出典情報】
公式リリース
PhilSA, the EU, ESA, GISTDA, and BRIN collaborate through SCOPE DIGITAL
https://pia.gov.ph/press-release/philsa-the-eu-esa-gistda-and-brin-collaborate-through-scope-digital-to-strengthen-earth-observation-cooperation-in-southeast-asia/
参照情報(報道/機関発表)
ESA:Copernicus cooperation in Southeast Asia
https://www.esa.int/esearch?q=Copernicus+cooperation+in+Southeast+Asia
EU Delegation to the Philippines:SCOPE DIGITAL Launch
https://eeas.europa.eu/delegations/philippines/news/eu-scope-digital-launch