【要約】
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校は11月18日、宇宙空間での大型構造物の製造と組立技術を研究する新組織「SpaceMaRS(Center for In-Space Manufacturing of Resilient Structures)」を設立したと発表した。報道によれば、同センターはDARPAや空軍科学研究局の支援を受け、炭素繊維複合材を軌道上で成形し、ロボットを用いて構造物を構築する技術開発を進める。2026年には国際宇宙ステーションでの実証計画「Mission ‘Illinois’」が予定されており、地上で準備した樹脂を宇宙環境下で硬化させ、必要な形状の部材を製造する工程が検証される。これにより、従来の打ち上げ制約を受けずに構造物を構築する能力の向上が期待されている。
【編集部コメント】
今回のセンター設立は、材料研究と宇宙環境下の製造技術を結び付ける取り組みとして位置付けられる。宇宙構造物の大型化が進む中、軌道上での成形や組立は、輸送能力への依存を低減する選択肢として注目されている。ISSでの実証計画は、実運用に向けた基礎データを得るための重要な段階といえる。産学官の連携が、技術確立の進展にどのように寄与するかが今後の焦点となる。
【出典情報】
公式リリース
Illinois Grainger Engineering launches research center focusing on in-space manufacturing: https://grainger.illinois.edu/news/stories/in-space-manufacturing
参照情報(報道)
なし