【要約】
中国の財新によると、リスボンで開催された「Web Summit」で中国と欧州連合の関係者がデジタル分野での協力の方向性を話し合った。登壇者らは、物品貿易が関税措置を背景に緊張を抱える一方、AIの活用、産業のデジタル化、国境を越えたデータ流通といった領域では双方が連携できる可能性が残されていると述べた。中国の2024年デジタルサービス貿易額は4,066億ドルに達し、ポルトガルは中国企業が欧州市場へ進出する際の拠点として利用されているとされる。協力余地が示された一方で、規制基準の違いやEV・農産品を巡る相互関税が未解決の課題として挙げられた。
【編集部コメント】
本件は、対立が深まる物品貿易とは対照的に、無形資産を中心とした技術分野で関係維持の可能性を探る動きとして位置付けられる。AIやデータガバナンスは標準化議論が進行中であり、双方の産業基盤にとって調整の重要性が増している。中国発のAIモデルが国際市場で存在感を高める中、競争と協調の両面から関係性を構築する必要性が示されたといえる。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
Caixin Global: https://www.caixinglobal.com/2025-11-19/ai-and-data-offer-china-eu-space-to-cooperate-as-trade-tensions-rise-102384630.html