【要約】
インド宇宙研究機関(ISRO)の V・ナラヤナン委員長は、PTI通信のインタビューで、今後3年間で宇宙船の年間製造能力を現在の3倍規模に拡大する方針を示した。報道によると、同機関は商業通信衛星やPSLV・GSLVミッションを含む複数の打ち上げ需要に対応するため、製造体制を段階的に増強する計画である。また、月面サンプルリターンを目指す「チャンドラヤーン4」の打ち上げ時期を2028年と明言し、JAXAと協力する月極域探査「LUPEX」や、2028年に最初のモジュール投入を予定するインド独自の宇宙ステーション構想、2027年の有人飛行「ガガニヤーン」についても進捗に言及した。
【編集部コメント】
複数の大型ミッションを並行して進めつつ、生産能力の大幅拡大を打ち出した点は、インドが宇宙産業全体の基盤強化に向けて具体的な行動段階へ移行したことを示している。とりわけ、サンプルリターンや独自ステーションといった高難度プロジェクトを見据えた長期計画は、官民の役割分担を前提とした産業拡大の一環と位置付けられる。製造基盤の整備が進めば、国際協力や商業需要への即応性も高まり、インドの宇宙開発体制はより多層的な展開が可能になると考えられる。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
Livemint:
https://www.livemint.com/news/india/isro-aims-to-triple-spacecraft-output-confirms-launch-of-chandrayaan-4-in-2028-what-missions-are-planned-11763280474341.html