【要約】
米宇宙軍は11月20日、調達プロセスの抜本的な改革方針を明らかにし、能力を迅速に現場へ届ける「段階的デリバリー(Incremental Delivery)」へ移行する意向を示した。チャンス・サルツマン宇宙作戦部長は、過度に厳格な要求仕様が配備遅延を招いていると指摘し、テストおよび検証要件を見直す方針を表明した。また、今後15年間の戦力構成を定める「フォース・デザイン」を年内に確定し、2026年に公表する予定だという。さらに、トランプ次期政権が掲げる宇宙配備型迎撃技術構想「ゴールデン・ドーム」の検討を受け、迎撃体プロトタイプ開発に向けた提案依頼(RFP)を12月初旬にも開始する見通しである。
【編集部コメント】
調達改革の核心は、宇宙領域の急速な技術進化に対応するため、従来の「完成品至上主義」から「短サイクルの改善と配備」へと思想を転換する点にある。これは民間のアジャイル手法を軍事領域へ取り込む試みであり、産業界にとっては開発リスクを段階的に分散できる新たな契約機会を意味する。また、迎撃技術の検討開始は、宇宙領域での防護能力強化が次期政権の主要政策として位置付けられたことを示し、関連企業の参入機会が拡大する可能性がある。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
DefenseScoop:
https://defensescoop.com/2025/11/20/space-force-acquisition-reform-reworking-test-validation-requirements/
National Defense Magazine:
https://www.nationaldefensemagazine.org/articles/2025/11/20/just-in-space-force-focused-on-smaller-continual-deliveries-amid-acquisition-shakeup