【要約】
米国家偵察局(NRO)は11月18日、宇宙資産を対象とするサイバーセキュリティ対策を統括する新設部門「Space Cyber Program」を開始したことを明らかにした。10月に実施された訓練演習「Moonshine Guardian」の成果を受け、衛星および地上の管制・通信システムを含めた宇宙サプライチェーン全体のサイバー防御能力を強化する必要性が高まったためとしている。このプログラムは、政策・ガバナンスから設計・調達・運用に至るすべての段階にセキュリティ機能を統合することを目的としており、従来の暗号化対策に加えて、侵入検知や多要素認証、運用時の復旧能力も制度化するという。
【編集部コメント】
クラウドやネットワーク同様、衛星や管制システムもサイバー空間にさらされる現代において、NROによる公式なサイバー統括部門の設立は、宇宙資産の安全性を高める重要な一歩だ。特に、民間企業や国際パートナーが関与する宇宙プロジェクトが増える中で、設計段階からのセキュアな仕組み構築は、長期的な運用安定と信頼性につながる。また、今回のような「プログラム化」は、今後の宇宙ビジネスや技術提供企業にとっても“セキュリティ対応”が基本条件になる可能性を示す。
【出典情報】
公式リリース なし
参照情報(報道)
Via Satellite:
https://www.satellitetoday.com/cybersecurity/2025/11/18/nro-establishes-space-cyber-program-after-last-months-moonshine-guardian-exercise/
Defense Daily:
https://www.defensedaily.com/nro-establishes-space-cyber-program-after-last-months-moonshine-guardian-exercise/space/