【要約】
米宇宙データ企業 Spire Global は11月19日、気象観測用の新型センサー「Hyperspectral Microwave Sounder(HyMS)」の実証機を含む計9基の衛星をカリフォルニア州バンデンバーグの打ち上げ施設へ出荷したと発表した。公式発表によれば、これらの衛星は SpaceX の Falcon 9 による「Twilight」ミッションで打ち上げられる予定である。HyMS 衛星は、共同開発先である RAL Space と STAR-Dundee の技術を用いたマイクロ波サウンダーを搭載し、大気中の温度・湿度・降水量などを高解像度で測定する能力を持つ。今回の出荷には、実証機のほか、顧客向け衛星7基と自社のデータ収集用衛星1基が含まれており、すべて同社のグラスゴー工場で製造された。
【編集部コメント】
Spire が従来の GNSS-RO データ収集に加え、マイクロ波サウンダーによる高精度気象観測を導入することは、気象予測モデルや気候解析の精度向上にとって重要な進展となる。小型衛星と高性能センサーを組み合わせたこのアプローチは、災害監視や地球環境モニタリングなど、多様な用途への展開可能性を広げる。製造から運用までを自社で完結させる垂直統合体制も、スピーディな展開を支える強みとなる。
【出典情報】
公式リリース
Spire Global:
https://ir.spire.com/news-events/press-releases/detail/271/spire-global-ships-nine-satellites-to-launch-site
参照情報(報道)
SpaceDaily:
https://www.spacedaily.com/reports/Next_generation_satellites_from_Spire_Global_prepared_for_SpaceX_Falcon_9_Twilight_mission_999.html
Nasdaq:
https://www.nasdaq.com/press-release/spire-global-ships-nine-satellites-launch-site-2025-11-18