【要約】
欧州宇宙機関(ESA)とタレス・アレーニア・スペースは、月面輸送機Argonautの降下モジュール開発に向けた産業コンソーシアムを最終化したと発表した。
ArgonautはAriane 6ロケットで打ち上げられ、食料や水、科学装置、小型ローバーなど最大1,500kgの物資を月面へ輸送する能力を備える。
計画では、2030年代の運用開始を目指し、月面探査や基地建設に必要な物資輸送インフラとしての役割が想定されている。
ESAは、この輸送機を複数用途に対応できる欧州独自の月面着陸システムとして位置付けている。
【編集部コメント】
Argonaut計画は、欧州が月面輸送能力を自立的に確立しようとする取り組みの一環と位置付けられる。
欧州は有人宇宙船やゲートウェイ支援に続き、月面への直接輸送手段を持つことで、国際協力枠組みにおける役割を拡大しようとしている。
将来の月面拠点建設や探査計画において、物流面での貢献範囲を広げる基盤となる点が注目される。
【出典情報】
公式リリース
Argonaut lunar lander family grows: https://www.esa.int/Science_Exploration/Human_and_Robotic_Exploration/Argonaut_lunar_lander_family_grows

参照情報(報道)
SpaceDaily: https://www.spacedaily.com/reports/Argonaut_lunar_landers_to_deliver_cargo_on_Ariane_6_missions_999.html

European Spaceflight: https://europeanspaceflight.com/thales-alenia-space-finalises-industrial-team-for-esas-argonaut-lunar-lander/