【要約】
インド宇宙研究機関(ISRO)は、極低温上段エンジンの再始動性能を確認する試験を実施し、軌道上での点火が可能であることを示した。
公式発表によると、試験は高高度試験施設で行われ、エンジンを停止後に温度低下した状態から点火特性を評価した。
報道では、この技術により単一の打ち上げで複数軌道へ衛星を投入する運用が可能になると指摘されている。
また、軌道変更を伴う長時間の航行や探査ミッションにおいても、計画の柔軟性を高める要素とされている。
【編集部コメント】
極低温上段の再始動実証は、ISROがロケット運用の高度化を進める取り組みの一環と位置付けられる。
極低温推進系では温度管理やタンク加圧などの制御が難しく、再始動能力は国際的に重視される技術項目である。
今回の成果は、複数衛星の投入方式や将来の探査計画における軌道設計の自由度を拡大させるものとして注目される。
【出典情報】
公式リリース
Boot-Strap Mode CE20 Cryogenic Engine: https://www.isro.gov.in/ISRO_EN/Boot_Strap_Mode_CE20_Cryogenic_Engine.html
参照情報(報道)
SpaceDaily: https://www.spacedaily.com/reports/Successful_cryogenic_engine_start_enables_enhanced_mission_flexibility_for_ISRO_999.html