【要約】
トルコ国防省は2025年10月に、トルコ軍宇宙軍(TSKSpaceCommand)の運用開始を発表したと報道されている。
11月19日の論説によると、新設宇宙軍は宇宙空間における脅威対処や統合軍事作戦の調整、専門人材育成を担う。
同軍は、宇宙状況把握、衛星通信、測位・航法、早期警戒、電子戦、偵察などの任務を統括し、既存の衛星戦力の運用を一元管理する。
また、トルコの民間企業FerganiSpaceは、2025年11月3日に国産技術による大型衛星FGN-100-D2を打ち上げたとされる。
この衛星は、トルコの宇宙インフラと防衛・情報基盤の強化に資する事例として位置付けられており、宇宙軍の運用開始とあわせて注目されている。
NATOが2019年に宇宙を第5の作戦領域と認定した流れの中で、トルコは独自の宇宙防衛体制と自律的な宇宙アクセス能力の確立を進めている。

【編集部コメント】
トルコ宇宙軍の本格運用と国産衛星網の拡充は、防衛産業の国産化と宇宙領域での自律性向上を図る長期戦略の一環と位置付けられる。
NATOが宇宙を作戦領域とする中で、自前の監視・通信能力を持つことは、同盟内での役割拡大だけでなく、民間宇宙企業の技術基盤強化にもつながると評価できる。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Daily Sabah: https://www.dailysabah.com/opinion/op-ed/turkiyes-space-command-charting-national-path-for-space-defense
TRT World: https://www.trtworld.com/article/412caf6edd6a