【要約】
報道によると、ポーランド国防省は2025年11月17日までに、自国初の軍事偵察衛星を含む軍事衛星群の今月中の打ち上げ計画を明らかにした。
衛星は合成開口レーダー(SAR)を搭載した地球観測衛星であり、ポーランド軍向けの新たな宇宙ベース偵察能力の中核となる。
打ち上げは米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から、SpaceXのFalcon9ロケットによるTransporter-15ミッションで行われる予定とされる。
当初は11月11日の打ち上げが想定されていたが、対象週時点では11月下旬へ延期されたと報じられている。
衛星システムはフィンランド企業ICEYEとポーランド国営防衛企業PGZ傘下のWojskoweZak?oczno?ciNo.1が共同で開発している。
国防省はMikroSAR計画の下で少なくとも3基の衛星取得契約(約8億6,000万ズロチ)を結んでおり、オプションとしてさらに3基を追加できるとされる。
ポーランド軍はこの衛星網により、自国運用の高分解能画像への直接アクセスと、ウクライナ戦争を背景とした偵察・標的捕捉能力の強化を見込んでいる。

【編集部コメント】
今回のMikroSAR衛星群は、ポーランドが初の軍事SAR衛星を保有し、自前の宇宙ベース偵察インフラを整備する過程の重要な一歩と位置付けられる。
ウクライナ戦争を受けた防衛力近代化の一環として、同盟国保有の宇宙資産への依存を相対的に下げつつ、国境地帯や戦域の状況把握と精密打撃のための情報基盤を強化する狙いがうかがえる。
打ち上げ日程については報道間で細部が異なるものの、11月中にFalcon9を用いてヴァンデンバーグから打ち上げるという点で一致しており、計画が実行段階に入っていることを示している。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Continental Defence: https://continental-defence.com/poland-advances-military-satellite-program-with-first-sar-launch-this-month
112.ua: https://112.ua/en/polsa-gotuetsa-do-zapusku-svogo-persogo-vijskovogo-suputnika-sar-113294