【要約】
カナダのKeplerCommunicationsは2025年11月17日、自社の光データ中継ネットワーク「TheKeplerNetwork」の最初の運用衛星10基を、2026年1月に打ち上げると発表した。
衛星はいずれも約300kg級で、米カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からSpaceXのFalcon9ロケットにより打ち上げられる計画である。
各衛星には、米国防宇宙開発庁(SDA)の光通信規格に準拠した少なくとも4基の光端末が搭載され、宇宙・航空機・地上局間を結ぶ高速レーザー通信リンクを提供する設計となっている。
ネットワークはIPベースのメッシュ構成で、軌道上でデータを中継・処理しながら最適な経路にルーティングすることで、従来のRFリンクや地上局の可視時間に依存した運用に比べ、低遅延かつ大容量のデータ伝送を実現することを目指す。
これにより、地球観測や防衛用途、人間宇宙飛行ミッションなどで、リアルタイムに近いデータ取得・配信が可能になると説明されている。

【編集部コメント】
光データ中継衛星10基の打ち上げスケジュールを具体化した今回の発表は、光リンクと軌道上コンピューティングを組み合わせた商用データリレー網の本格運用に向けた一環と位置付けられる。
SDA準拠の光通信とIPメッシュ構成を前提とする設計は、政府・軍事系コンステレーションとの相互運用性や、将来のホステッドペイロード需要を取り込むための基盤整備とみなせる。

【出典情報】
公式リリース
Kepler Announces January Launch for First Tranche of Optical Satellites: https://kepler.space/kepler-announces-launch-date-for-first-tranche-of-optical-satellites/
参照情報(報道)
GlobeNewswire: https://www.globenewswire.com/news-release/2025/11/17/3189205/0/en/Kepler-Announces-January-Launch-for-First-Tranche-of-Optical-Satellites.html