【要約】
フランスの宇宙スタートアップHyPrSpaceは2025年11月中旬、シリーズAラウンドで約2100万ユーロを調達した。
報道によると、このラウンドはRedRiverWestとDeepTech2030ファンドが主導し、Bpifrance傘下のSPIファンドなど公的・民間投資家が参加した。
同社は固体燃料と液体酸化剤を組み合わせた独自のハイブリッド推進エンジンを開発しており、今回の資金でそのフルスケール資格試験と産業化プロセスを加速する。
さらに、2026年に予定するサブオービタル実証機「BaguetteOne」の打ち上げ準備や、軌道投入用ロケット「OB-1」の開発、量産体制の構築に投資する計画だ。

【編集部コメント】
欧州では独自の宇宙アクセス確保や防衛用途への即応型打ち上げ能力が課題となっている。
HyPrSpaceへの大型投資は、ハイブリッド推進を用いた低コスト・高安全性の打ち上げ手段を育成しようとするフランスの産業戦略の一環と位置付けられる。
今後、MaiaSpaceなど他の新興ロケット企業との棲み分けや、防衛案件への適用範囲が注目点となる。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
AeroMorning: https://aeromorning.com/en/hyprspace-raises-e21m-to-become-the-global-leader-in-hybrid-propulsion/
European Spaceflight: https://europeanspaceflight.com/french-rocket-builder-hyprspace-secures-e21-million-in-new-funding/