【要約】
水ベースの宇宙推進技術を手がけるURAThrustersは、バッキンガムシャー州ウェストコット・ベンチャー・パーク内に旗艦施設「Building9002」を新たに稼働させた。
約1万1000平方フィート規模の建屋には、真空試験チャンバーやクリーンルーム、高天井空間のワークショップなどが整備され、推進システムの製造・試験能力を高める設備構成となっている。
同社は2022年のウェストコット進出時には3人規模だったが、現在はおよそ30人まで人員を拡大しており、今後2年で50人、5年で70人体制への拡張を見込んでいる。
今回の施設整備は、英国宇宙庁が主導する宇宙クラスターインフラ基金(SCIF)からの590万ポンド支援を受けた共同プロジェクトの一部として実施され、同社の持続可能な推進システム量産と試験体制強化を後押しする。
【編集部コメント】
URAの新施設開設は、英国が宇宙推進分野で産業クラスターを形成しようとする取り組みの一環と位置付けられる。
政府系基金SCIFの資金がインフラ投資を通じて中小企業の事業拡大に直接結びついた事例であり、国立宇宙推進試験施設(NSPTF)など既存設備との連携による集積効果も期待される。
環境負荷の低い水推進を活用する同社の技術が、今後どの程度衛星推進市場で採用を広げるかが注目ポイントとなる。
【出典情報】
公式リリース
URA Thrusters expands at Westcott: https://www.westcottvp.co.uk/news-and-insights/news/ura-thrusters-expands-at-westcott
参照情報(報道)
Bucks Herald: https://www.bucksherald.co.uk/business/sustainable-propulsion-pioneer-ura-thrusters-expands-into-new-flagship-facility-at-westcott-5410171
UK Property Forums: https://ukpropertyforums.com/space-expert-firm-expands-at-westcott/