【要約】
11月17日付の報道によると、SpaceX内部のスケジュール文書により、NASAのアルテミス3で使用される月面着陸船「StarshipHLS」の準備完了時期が2028年9月頃になる可能性が示されている。
NASAはアルテミス3の有人月面着陸を2027年実施と見込んでいるが、この内部計画はその目標から1年以上遅れる。
文書には、2026年6月にStarship同士の軌道上燃料補給デモを行い、2027年6月に無人月面着陸試験を実施するという段階的な工程が記載されていると報じられている。
報道によれば、これらの日付はまだNASAに正式提示されておらず、SpaceXは12月に提出予定の統合マスタースケジュールの中で更新スケジュールを提示し、契約上の締切の見直しを協議したい意向とされる。

【編集部コメント】

完全再使用型ロケットを前提とした月着陸システムの開発は、軌道上燃料補給や無人着陸試験など複数の技術マイルストーンをクリアする必要があり、全体スケジュールが遅延しやすい構造にあると位置付けられる。
今回明らかになった内部見通しは、アルテミス計画のスケジュール再検討の一環として、NASAとSpaceXが安全性・コスト・開発速度のバランスをどう取るかを議論する起点となるだろう。

【出典情報】

公式リリース
なし
参照情報(報道)
Space.com: https://www.space.com/space-exploration/spacex-starship-timeline-delays-astronaut-moon-landing-for-nasas-artemis-3-mission-to-2028-report