【要約】
インドのジテンドラ・シン科学技術担当国務大臣は、ニューデリーで開かれたIndiaInternationalSpaceConclaveで、同国の宇宙経済の今後10年の成長見通しを示した。
同氏によると、現在約80億米ドルとされるインドの宇宙経済は、10年以内に440億?450億米ドル規模に拡大する見込みだという。
その要因として、インド宇宙政策2023を含む近年の宇宙分野改革により、宇宙活動が正式に経済の一部として位置付けられ、民間企業がバリューチェーン全体に参入できる環境が整ったことを挙げた。
政府はさらに、宇宙分野における海外直接投資の上限を引き上げるなど規制緩和を進めており、民間によるインフラ投資や新規プロジェクトが増加していると説明した。
シン氏は、国内の宇宙利用の約7割が農業、防災、医療、インフラ計画など市民生活の利便性向上に活用されているとし、生活課題の解決を重視する独自の宇宙発展モデルを構築していると強調した。

【編集部コメント】
宇宙経済を10年で5倍超に拡大させるビジョンは、インドが「低コスト打ち上げ国」から総合的な宇宙ソリューション提供国へ脱皮しようとする動きの一環と位置付けられる。
インド宇宙政策2023やIN-SPACeの枠組みの下、スタートアップから大手企業までが衛星通信やインフラ計画サービスに参入し、民間投資も拡大しつつある。
今後は、450億ドル規模という目標の内訳を公共サービスと商業ビジネスの双方でどう積み上げていくかが、世界の宇宙サプライチェーンにおけるインドの存在感を左右するポイントになりそうだ。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
BW Businessworld: http://www.businessworld.in/article/india-s-space-economy-to-touch-45-bn-in-next-decade-says-jitendra-singh-580235
The Economic Times: https://telecom.economictimes.indiatimes.com/news/portal-in-portal/satcom/indias-space-sector-poised-for-economic-growth-says-minister-jitendra-singh/125407242