【要約】
デンバー拠点の衛星バスメーカーYorkSpaceSystemsが、2025年11月17日付で米証券取引委員会に新規株式公開に向けた登録届出書FormS-1を提出した。
報道によると、同社はニューヨーク証券取引所への上場を計画しており、ティッカーシンボルは「YSS」となる予定である。
S-1に開示された財務情報では、2025年1?9月期の売上高が2億8090万ドルと前年同期比約59%増となる一方、約5600万ドルの純損失を計上している。
2025年9月末時点の受注残は6億4200万ドルで、その大半は国防総省宇宙開発庁のProliferatedWarfighterSpaceArchitecture向け衛星供給に関連するとされる。
同社はIPOで調達する資金を、製造能力の増強や研究開発投資、運転資金などに充てる方針を示している。

【編集部コメント】
本件は、防衛関連需要を背景に急成長する衛星製造企業が、伝統的なIPOによって長期資本を確保しようとする動きの一環と位置付けられる。
売上と受注残の大部分をSDA向け低軌道コンステレーションに依存する構造は、安定した案件パイプラインをもたらす一方で、特定政府顧客リスクも内包している。
調達資金により量産設備と技術開発が強化されれば、同社がポストISS時代の政府・防衛向け衛星量産プラットフォームとして、どこまでシェアを伸ばせるかが今後の注目点となる。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
SpaceNews: https://spacenews.com/york-space-systems-files-to-go-public/