■ 宇宙産業の変化点に現れた“京セラらしさ”
衛星コンステレーションの量産フェーズ入り、光通信の本格導入、
その全体像を、展示ブースと実機サンプル、
■ ファインセラミック事業本部:三本柱で宇宙用途を支える材料群
京セラのファインセラミック事業本部は今回、
① ファインコージライト®
―― 光学ミラーとしてISSで実証された低熱膨張材
低熱膨張性と高剛性を両立したファインコージライト®は、
② 窒化ケイ素 SN282
―― 月着陸実証機「SLIM」スラスターに採用された高温構造材
宇宙分野における京セラ材料の象徴的な実績が、窒化ケイ素 SN282である。 JAXAの月面着陸実証機「SLIM」
高温燃焼ガス・推進器の熱衝撃、打ち上げ時の振動など、
軽量の低熱膨張ミラーと窒化ケイ素 SN282を使用した『SLIM』のスラスター。 宇宙光学・
ファインコージライト®製ミラーの実物展示。 低熱膨張と高剛性により、

■ 電子部品事業本部:米国航空宇宙分野で豊富な実績のある製品に加え、車載実績品を提案
電子部品事業本部は、
米国航空宇宙分野で豊富な実績のある製品
- 水晶発振器(OCXO)
- 各種コンデンサ
- EMIフィルタ
車載実績品
- 耐振動フローティングコネクタ
ディープスペース向け・ニュースペース向けと多様化する宇宙産業分野のニーズに、グループ会社の京セラAVX製品を含めた豊富なラインアップで対応する
● 北米大手への供給実績
京セラはすでに北米の宇宙関連企業へ電子部品を供給しており、
● 京セラAVXとの連携強化
さらに、京セラは米国企業のAVXを2020年に完全子会社とし、連携を強めてきた。
航空宇宙・
EC部門の宇宙展開は、
セラミックコンデンサ、ポリマーコンデンサ、

合成水晶インゴットと高信頼コンデンサのサンプル。 衛星用OCXO/

京セラAVXの高信頼電子部品群。 OCXO、リファレンスオシレータ、EMIフィルタなどの宇宙用途向け部品を展示。

■ 半導体部品セラミック材料事業本部:光通信向けパッケージの広い応用余地
半導体部品セラミック材料事業本部は、
- RFパワー用パッケージ
- レーザー光源用パッケージ
- イメージセンサー用ウィンドウ など、気密封止・放熱・小型化に特長をもつセラミック/
メタルパッケージ群を展示した。
その中でも、宇宙用途との親和性が高いのが光通信用レーザーパッケージだ。衛星間光通信でレーザーデバイスの需要が高まっており、
- 熱管理(TEC周辺)
- 振動耐性
- 気密封止
- 長期安定性
など、要求事項が増している。 京セラのパッケージ技術はこれらに対応しており、
衛星通信モジュール向けセラミックパッケージ群。 レーザー光源、RFパワーアンプ、 イメージセンサー用ウィンドウなど、多層封止技術を紹介。」

■ 結論:三層構造の技術が“宇宙産業の現在地”と合致する
今回の展示から見えてきたのは、
- 材料(ファインセラミックス)
- 電子部品
- パッケージ(光通信・RF)
という三層構造の技術体系として整っていることだ。 光通信ミラーや高温構造材、車載ベースの電子部品など、 宇宙用途に求められる「精度・耐環境・量産適性」