要点
- NASAは2026年4月23日、Launch, Ascent, and Vehicle Aerodynamics(LAVA)フレームワークを米航空宇宙コミュニティ向けに公開した。
- LAVAはNASAが開発した計算流体力学(CFD)ソフトウェアで、ロケット、航空機、宇宙機周辺の流体挙動を高精度に解析する。
- 同ソフトは打ち上げ環境、再突入、航空機翼設計、火星探査機の着陸など幅広い用途で使われてきた。
- Artemis Iでは、Space Launch System(SLS)の打ち上げ環境解析にも活用された。
- GPUベースの計算環境に対応し、複雑な高忠実度シミュレーションを従来より短時間で実行できる。
- LAVAは圧力波、乱流、音響特性など、ミッション安全性に関わる現象の解析を支援する。
- 大学、企業、研究者がNASAの解析能力を活用しやすくなることで、航空宇宙分野の設計・検証の効率化が期待される。
- NASAはソフトウェアカタログを通じてアクセス情報を提供している。
編集部コメント
LAVAの公開は、NASAが蓄積してきた高度な流体解析技術を民間・研究機関へ広げる取り組みです。ロケットや航空機の設計では、実験だけで確認しにくい複雑な流れをシミュレーションで把握することが重要になります。高忠実度CFDツールへのアクセスが広がれば、スタートアップや大学もより高度な設計検証に取り組みやすくなり、航空宇宙開発全体のスピード向上につながります。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
NASA Releases Powerful LAVA Software
https://www.nasa.gov/aeronautics/nasa-releases-powerful-lava-software-to-us-aerospace-industry/
参照記事
NASA opens its powerful simulation tool ‘LAVA’ to the world | VIDEO