要点
- Space.comは2026年4月28日、Artemis II帰還後に撮影されたOrion宇宙船Integrityの耐熱シールド水中画像を紹介した。
- Integrityは2026年4月10日、約10日間の月周回ミッションを終え、San Diego沖の太平洋に着水した。
- 画像は米海軍ダイバーが回収作業中に撮影したもので、再突入後の耐熱シールドの状態を示している。
- Artemis IではAvcoat耐熱材の炭化材損失が想定以上だったため、Artemis IIでも耐熱シールドの状態が注目されていた。
- NASAはArtemis IIで再突入軌道を調整し、熱負荷条件を管理する方針を採っていた。
- Artemis II司令官Reid Wiseman氏は、着水後にクルーが目視した範囲では耐熱シールドの状態は良好に見えたと述べている。
- ただし、これは暫定的な目視所見であり、詳細評価は回収後のNASAによる解析を待つ必要がある。
- 得られるデータは、Orionの将来ミッションや耐熱シールド設計・製造改善の検証に活用される。
編集部コメント
Artemis IIの帰還後に撮影されたOrion耐熱シールドの画像は、有人月周回試験の安全性を確認するうえで重要な手がかりです。Artemis Iで課題となった炭化材損失を踏まえ、NASAは再突入条件を調整してArtemis IIに臨みました。現時点では詳細解析前の段階ですが、クルーの無事帰還と初期所見は、Orionの次の有人ミッションへ進むための重要な材料になります。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
NASA Shares Orion Heat Shield Findings, Updates Artemis Moon Missions
参照記事
Artemis 2 heat shield is a sunken treasure in the ocean