要点
- General Atomics Electromagnetic Systems(GA-EMS)は、米国宇宙軍(USSF)のEnterprise Space Terminal(EST)プログラムでフェーズ3に選定された。
- 今回の選定は、MIT Lincoln LaboratoryのOptical Terminal Verification Testbedで行われた光通信端末の政府検証を受けたもの。
- 検証では、GA-EMSの光通信端末の性能、相互運用性、システム統合と飛行端末開発に向けた技術成熟度が確認された。
- フェーズ3では、ESTの取り組みを試作開発から飛行ハードウェアの製造と実証へ移行する。
- GA-EMSは主契約者として、モデムサブシステムを担当するL3Harris、性能モデリングを担当するAdvanced Spaceとチームを組む。
- ESTプログラムは、複数のプログラムやベンダーの宇宙機が共通のエンタープライズ波形を使って直接データ交換できる標準化光通信端末の確立を目指す。
- 低軌道以遠での大容量レーザークロスリンクにより、地上中継局への依存を減らし、国家安全保障ミッション向けの情報伝達迅速化を図る。
- 今回のフェーズ3移行は、米国宇宙軍がレジリエントな宇宙通信ネットワーク構築に向け、標準化された光通信技術の実用化を進めていることを示している。
編集部コメント
General Atomicsがフェーズ3へ進んだことは、米国宇宙軍が進める宇宙通信ネットワークの標準化が実装段階へ近づいていることを示している。レーザー通信端末の共通化は、ベンダーロックインを抑え、複数の衛星システムをより柔軟に接続する基盤となる。地上中継への依存を減らす高容量クロスリンクは、有事における通信の冗長性と迅速性を高めるうえで戦略的価値を持つ。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
GA Selected for Phase 3 of Enterprise Space Terminal Program
参照記事
General Atomics Selected for Phase 3 of US Space Force Enterprise Space Terminal Program Following Successful Laser Crosslink Verification