要点
- NASAは2026年5月11日、月面エネルギー貯蔵向けの再生型燃料電池試験が進展し、オハイオ州クリーブランドのGlenn Research Centerで今後数か月かけて全システムを稼働させる段階に入ったと発表した。
- 装置はセダン1台分程度の長さ、立った成人ほどの高さで、必要時に水素と酸素を結合して水・熱・電力を生成し、月面上で水を電気分解して再充電する仕組みを目指す。
- 初回試験は2026年2月23日にFuel Cell Testing Laboratoryで開始、現在は再充電時に生成される水素・酸素の貯蔵を初めて実施する節目を迎えている。
- 装置内には約270個のセンサーと約1,000点の部品が組み込まれているという。
- NASAは、太陽光発電で得たエネルギーを長い月の夜に向けて貯蔵する候補ソリューションとして、Artemis期月面運用での活用を想定する。
- 今後は、制御された実験室環境を超えた厳しい温度・真空・ダスト条件を模擬した試験に進む計画だ。
- 飛行実証時期や飛行品質ユニットへの移行パスは明示されていない。
- ライフサイクルコスト目標や商用移行パートナーについても開示されていない。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
NASA Fuel Cell Tests Pave Way for Energy Storage on Moon
https://www.nasa.gov/general/nasa-regenerative-fuel-cell-testing/
参照記事
NASA Fuel Cell Tests Advance Lunar Energy Storage
https://www.miragenews.com/nasa-fuel-cell-tests-advance-lunar-energy-1670275/