要点
  • L3Harris Technologies(NYSE: LHX)は2026年5月13日、宇宙推進・電源事業の過半数株式60%を独立系プライベートエクイティのAE Industrial Partnersに8億4,500万ドルで売却することで合意したと発表した。
  • L3Harrisは40%の少数持分を保持する。
  • 本推進事業はRocketdyne由来の技術資産を多く擁し、米国家安全保障および商用宇宙事業に不可欠なロケットエンジン・宇宙推進システムを供給する。
  • 本取引は2026年最初期の航空宇宙・防衛大型ディールの一つに位置づけられ、L3Harrisが統合システム、アビオニクス、宇宙技術といった中核領域へ経営資源を集中するポートフォリオ最適化の一環となる。
  • 少数持分の保持により、L3Harrisは独立体としての推進会社の成長アップサイドへの参加を維持しつつ、過半数支配を航空宇宙・防衛分野の実績豊富な金融スポンサーへ移行する形を取る。
  • AE Industrial Partnersは成長資金、経営改善イニシアチブ、追加的なボルトオン買収を通じて事業拡大を加速させる見通し。
  • 本ディールは、伝統的プライムが非中核能力を専門スポンサーへスピンアウトし独立企業として規模拡大を図るという、米国防産業の大局トレンドにも整合する。
  • L3Harrisは2026年定時総会で取締役、役員報酬、監査人選任が承認されたばかりで、ガバナンス面の追い風が今回のディールを支える。
  • 推進事業はNASA、米宇宙軍、商用打ち上げ事業者を含む顧客への主力サプライヤーとして引き続き運用される。
  • 財務条件は、軌道上推進、極超音速試験推進、ミサイル防衛推進への投資増を背景に、レガシー推進資産の再評価が進む市場環境を反映する。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
L3Harris、宇宙推進・電源事業の過半数株式をAE Industrial Partnersに売却(公式)

https://www.l3harris.com/newsroom/press-release/2026/01/l3harris-sell-majority-stake-space-propulsion-power-business-ae